オリバー・ストーン監督「アレキサンダー」、評判とは違いすばらしい映画だった
アレキサンダー王の武将としてアレキサンダーのアジア遠征に従軍し、クレオパトラの祖先となるエジプトの初代プトレオマイオス王(アンソニー・ホプキンス)の回顧録として物語は始まります。
アレキサンダー(コリン・ファレル)はマケドニア王フィリッポスの息子として生まれながらも世継ぎとして保証されていたわけではなく、陰謀渦巻く中、偶然にも若くして王となるのである。
家庭教師のアリストテレスの世界観に影響され東方への遠征を決意したといわれているが、映画の焦点はアンジェリーナ・ジョリー演じるアレキサンダーの母親の影響や、幼少の時からともに教育、訓練を受けてきた友への愛情、そして悲惨な遠征と王の東方文化の理解と寛容に対する幼いときからともに育った有能な武将たちとの意見の衝突、そして若くして死んだアレキサンダーの死へと人生の悲惨な運命を淡々と描ききっています。
一部の映画評では、マザコンの映画だとか同性愛的だとか映写時間が長すぎるとか、映画のごく一部分のみを極端に取り上げて悪く批評するコメントを多数目にしていましたが、実際は壮大ななテーマの中に融合され見事に壮大な歴史を作った男の生涯を冷静な視点で描いています。
この映画に批判的な人は、教科書的なアレキサンダー像とちがっていることや、単純な恋愛活劇的なスペクタクル物語でないので不評なのではないかと思います。そういうエンターテインメントを求めるのであれば、恋愛と活劇を全面に押し出したブラット・ピット主演の「トロイ」の方がおもしろいかもしれません。
私は人生の悲哀を描き込んだ「アレキサンダー」は実に壮大ですばらし映画だと思います。3時間を使って見る価値のある映画だと思います。
ガウガメラでのペルシャ軍との戦い、絢爛豪華なバビロンの街や宮廷、インドの戦い等スペクタクルとしても十分見所があります。
|
|
|
アレキサンダー プレミアム・エディション
販売元:松竹 |
|
|
|
アレキサンダー 通常版
販売元:松竹 |
| 固定リンク

コメント